こんにちは
元スタバ店員
2人暮らし1Kで30個体以上の植物を育てているyukiです。
今回は大人気観葉植物ビカクシダの意外と知られていない根っこについてご紹介します。
植物の重要器官ゆえ特徴を知っているとで生育が大きく変わります。
以下関連
ビカクシダとは
そもそもビカクシダとは木に着生するシダ植物の仲間。
シカの角のような形の葉が特徴的であり品種によって色や形、大きさなどが異なる。
また、一般的なタネで増殖する植物と異なり胞子によって増殖するのも特徴。
この胞子を利用し異なる品種のビカクシダ同士を掛け合わせる胞子培養が
一個人で盛んに行われているほど今人気の高い植物 ビカクシダ。
ビカクシダのつくり
ビカクシダのつくりを大別すると以下の4つに分けられる。
○胞子葉
ビカクシダの名前の由来ともなっているシカの角のような形をした葉。
品種によって形や大きさなどが異なり、白っぽい色をした種や濃い緑色の種。
また、立ち上がるように上をむく種やダラーンと垂れ下がるものまで個性は様々。
○貯水葉
お椀型をした葉。
本来、木に着生した状態で上から落ちてくる水や養分を蓄える働きもあるため貯える葉と呼ばれる。
○成長点
胞子葉や貯水葉が出てくる箇所。ビカクシダにとっての重要箇所。
○根
貯水葉の裏側にある根。水を吸収したり株を固定したりと生育に非常に大事な器官。
本来、根を使って木に着生する植物であるため、木の板に仕立てることも可能。
板に着生させて板付けのビカクシダはインテリアとしても非常に人気。
ビカクシダの根
板付けをしてしばらく経過したビカクシダを板から剥がしてみた結果
板にびっしりと根が活着しているのが確認できました。
寄って見てみると
水苔は乾燥しているので白色で、太く黒色に見えるのがビカクシダの根です。
さらによく観察すると、黒く太い根から無数の細い根が出ているのがわかると思います。
おそらく、表面積を増やしてより多くの栄養素を吸収できるような仕組みをもつ
小腸の腸絨毛(ちょうじゅうもう)のような働きをもつのでしょうか。
また、細かい根があることで木や板にでもガッツリと活着することが出来るのでしょう。
元気に育てる工夫
○根が伸びる領域を広く
鉢植えの植物では植物の根の量に対して、鉢が小さく根の伸びる領域が不足する根詰まりという症状が度々起こりますが
根詰まりは植物の生育不良を引き起こしてしまいます。
そのため、植物が上手く成長できるようにするためには
それぞれの植物にあった鉢選び、根が十分に伸びる領域を用意することが大切なのです。
では、板づけのビカクシダの場合はどうでしょうか。
根が伸びる領域=水苔の量 となるわけですから、水苔の量が多いほど根がよく伸びることができます。
しかし、水苔の量が過度に多すぎると常に湿っている状態に陥ってしまい根腐れを引き起こしかねません。
なので、ビカクシダの大きさ(根の量)にあった水苔の量にすることで上手く成長することができるでしょう。
○自生地のような環境を
観葉植物を育て始めたばかりだと
水やりと日当たりの2つだけに目が行きがちですが
ビカクシダは本来木に着生している植物ゆえ
外で常に吹いている風も考慮した方が良い生育が望めるでしょう。
我が家ではほぼ24時間サーキュレーターで室内の空気を循環させるとともに
無風の空間にならないよう心がけています。
一般に風をつくってあげることで
✔︎植物が新鮮な空気を取り込みやすくなる
✔︎虫がつきにくくなる
と言われています。このように水や光だけではなく風にも着目し
なるべくそれぞれの植物の自生地を再現してあげると元気に育ちやすいでしょう。
○水やりの頻度
ビカクシダは他の鉢に植えられた植物と比べて
水やりのタイミングが分かりずらいという声をよく聞きます。
確かに、我が家でも一部の鉢植え植物はこのような水やりチェッカーを使用して一目で水やりのタイミングがわかるようにしていますが
水やりチェッカーの仕様上、土と違い水苔はチェッカーとの間に隙間が多くできやすく
水やりのタイミングを測ることができません。
なので、我が家ではビカクシダを持った時の重さと
水苔を触ったときの湿り具合で水やりのタイミングを見ています。
狙いは湿ってる感はほとんどないけど、水苔が乾燥しすぎてバリバリになる一歩手前。
常に湿らせすぎるのも根腐れの可能性が高まる…かといって
乾燥させすぎると成長を鈍らせてしまったり弱ることがあるので絶妙なタイミングを見計らっています。
最後に
いかがでしたか?
今回は大人気植物ビカクシダの根っこについてご紹介しました。
普段見ることのできない根っこに目を向けると
あなたのビカクシダも元気に育つはず…
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今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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