こんにちは
草とラテ好きなyuukiです。
注意!!
今回はハダニという虫の画像が登場しますので、虫が苦手な方は「ハダニの被害」という項目を飛ばしてお読みください!
今回は植物を根っこだけの状態から、復活させることが出来るのか??という挑戦の記録になります。
現在、瀕死状態で根っこだけの状態になってしまった子がこちらの
カラテアの仲間のクテナンテ・セトサです。
どうして瀕死の状態になってしまったのか
また、どうやって復活を試みているのか
お伝えしたいと思います。
この挑戦が例え失敗に終わったとしても
失敗例として皆さんのお役に立てれば幸いです。
以下関連
クテナンテ・セトサ
クズウコン科・カラテア属
特徴:葉表はグレー味のある緑、葉裏は紫色
注意すべき害虫:ハダニ
カラテアの仲間で多湿を好むクテナンテ・セトサ。
乾燥する時期などにはハダニが発生しやすかったりし
乾燥しすぎないように、適宜葉水をするなど
少し育てるのが難しい植物だと思います。(個人的に)
この子に試練が起きました。
ハダニの被害
まず、お迎えした当時の姿がこちら。
色々写っていますが、左に見える子がクテナンテ・セトサです。
我が家ではセトくんと呼んでいました。
この写真だと、なんだか葉が縦になっている感じがしませんか??
そう!これはですね…
クテナンテ・セトサなどカアラテアの仲間は夜が近づくと、就眠運動をする植物なんです。
就眠運動というのは、写真のように葉を縦にする運動のことです。
なぜ、このような運動をするのかということについては色々な説があるのですが
葉に溜まった付着した水を寒くなる夜に残したままにしないよう、葉を縦にするという説があるそうです。
面白いですよね。
ちなみに、この就眠運動をしている状態であれば、ある程度元気があると言えるそうです。
ちなみに、この一緒に写っている左の子もカラテアで夜になると同じように葉を立てる就眠運動をします。
それからしばらくして、だんだん様子がおかしくなってきました。
クテナンテ・セトサだけ土の渇きがすごく悪かったのです。
何日経っても乾かなかったのです。
乾かないってことは、根で正常に水を吸えていないのだろうかなど色々と不安になりました。
このままにしておくのは良くないということで、鉢密閉という方法を試してみました。
鉢密閉というのは、写真のように
鉢を袋などで覆ってあげて湿度を高めてあげる方法です。
湿度を高めることで、一般に植物の根は動きがよくなると言われています。
なので、鉢密閉をし、湿度を高め、根の動きを良くし水が吸えるようにしようと試してみました。
ここまで過ごしていて、何となく何が良くなかったのかわかってきました。
それは
植物に対して鉢が大きかったこと。
通常の植え替えでは、鉢をワンサイズごと大きくしていくのが、一般的ですが僕たちが購入したのはクテンテ・セトサからしたらかなり大きなサイズだったのかもしれないなと思いました。
以降、お洒落な鉢を見かけても植物が健康に元気に育つことのできる鉢にしようと考えるようになりました。
そして、鉢密閉を施してから、ついに悲劇が起こりました。
ハダニの襲来です。
いつも通り植物の観察をしていて、クテナンテ・セトサの葉裏をチェックしてみると
そこには、背筋がぞっとするほどのハダニがいました。
注意:虫の画像が出ます。
気持ち悪いので、あまり写真を載せたくはなかったのですが、皆さんが困った時に役に立てれば幸いです。
ちなみに、ハダニが発生したのは1枚の葉だけではなく、ほぼ全ての葉に出現しました。
これは、まずい…
他の植物に移りでもしたら、家じゅうの植物がハダニにやられてしまう…
ということで、色々な方法を試してみました。
まずは、葉水で洗い流す方法。
試してみましたが、あまりハダニは落ちませんでした。
次に試したのが牛乳を使用した方法。
このように、スプレーボトルなどに牛乳をいれて葉にかける方法です。
なぜ、牛乳を使用するのかというと
ハダニを窒息させ退治することができるからです。
水とは違い、ハダニに牛乳がかかると表面に薄い膜をはります。
膜をはることで、ハダニが呼吸をできなくなり窒息するといった方法です。
注意点としては、牛乳臭くなることと、葉に白い水滴の後が残りやすいこと。
それでも、ハダニを退治できたら良いと考え、やってみました。
数日後、葉裏を見てみると8割くらいは撃退できていました。
しかし、悲しいことに、ここまでで力果たしてしまったのか
徐々に葉が枯れだしてしまったのです。
最終的には、全ての葉が枯れてしまいました…。
僕たちが植物を育て始めてから、初めて植物を枯らせてしまったので、とてもショックを受けました。
でも、まだ諦めるには早いと思い、臭くなった土を変え、根っこだけになったクテナンテ・セトサを埋め、鉢を全て袋で覆う全密閉をしてみました。
上手くいけば、芽が出てきてくれるだろう…と希望を抱き…
試してみましたが、鉢にカビが生えるだけで動きはありませんでした。
それから数日後、コケ玉にしてみることに。
根っこだけの植物をコケ玉にしてみた
我が家には、ビカクシダが3ついるのですが、いずれも水苔というものを使って育てています。
水苔というのは、名前の通りコケで
保水性がありながら、土とは違い隙間が多くあるので通気性や渇きも良いといった特徴があります。
この前まで、根っこだけになったクテナンテ・セトサを土に入れて復活を試見ていたのですが
一向に土は乾かず、カビが生えるだけだったので
もっと通気性を高める必要があると感じました。
そこで、目をやったのがコケ玉仕立てのビカクシダ。
水苔の表面が全て空気中に露出しているので、通気性、乾きが非常によく、保水性もあるので根っこだけになったクテナンテ・セトサの育成環境に良いのではと思いました。
そして、すぐに行動に移してみることに
まずは、根っこだけになったクテンナンテ・セトサをメネデール水溶液に浸してみることに。
そもそもメネデールというのは活力剤の一種で、肥料ではありません。
メネデールを使用することで、発根を促進したり、弱った植物に活力を与えることができたりします。
ということで、メネデールの原液を100倍に希釈し、小瓶に移し根っこを浸してみました。
30分くらいメネデールに浸してる間に、苔玉作りに必要なものを集めました。
今回コケ玉作りに使用するのは、水苔とアルミ線、テグスのみです。
苔玉の作り方についてはこちらの記事をご覧ください。
そして、ものの3分くらいで出来た苔玉がこちら!
小さくてとても可愛いくないですか?!
これなら、ずっと湿ったままになることはないし、通気性も良いし、生育環境として良さそう!
引きで見てみるとこんな感じ!
だいたい近くのザミオクルカスの葉一枚と変わらないくらいの小ささですよね!!
このくらい小さいと場所も取らないのでとても良い感じです。
試しに水を与えて次の日
しっかり水苔が乾いていました。
想像以上に乾きが早くてびっくりです。
この感じだと毎日水を上げる必要がありそうです。
が、小さくて軽いので、あまり手間ではなさそうです。
なので、引き続き根っこだけになったクテナンテ・セトサのコケ玉管理を続けていきたいと思います。
毎日様子を観察し、復活させたいと思いますので、是非見守っていてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。続編をお待ちください。
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